旧久保田家住宅
きゅうくぼたけじゅうたく
旧久保田家住宅は近江で呉服商をしていた初代が江戸後期に萩に移り、2代目から酒造業に転じたと伝わる。明治30年代まで酒屋「あらたま酒屋」を営業しており、明治時代には名士の宿としても利用されていた。平成15年には萩市指定有形文化財に登録され、翌年より一般公開される。
旧久保田家住宅には3ヶ所の枯山水がある。まずは離れの南庭から。菊屋家住宅と対峙するように建ち並んでいる。
歴史を感じる石灯籠の隣には、菊型手水鉢を据えている。
続いて土間西側の枯山水へ。こちらは巨石による三尊石が目を惹く。
続いて、土間と離れの間にある中庭。水墨画に描かれた中国の山並みを思い起こすような石組。
石組を撮影。3つの立石が見事であり、本邸宅で最も美しい石組であることは間違いない。
最後に離れから最初に紹介した枯山水を額縁庭園を撮影。
○ | 土蔵と離れの間に作られた中庭の石組が険しい山並を端的に表現しており美しい。 |
× | 特に見当たらない。 |