そば処 丸万(旧丸万旅館 中庭)
そばどころ まるまん(きゅうまるまんりょかん ぜんてい)
丸万旅館は昭和初期に創業した旅館。平成20年に丸万旅館を引き継いだ社長が蕎麦屋を始める。令和3年(2021)に旅館は廃業するが、蕎麦屋は残され現在も庭園を自由に見学できるようになっている。
文化庁の「近代の庭園・公園等に関する調査研究報告書」に紹介されていた旧丸万旅館 中庭。現地に訪れてみると現在は蕎麦屋のみ営業している。かつては中庭を取り囲むように旅館となっていたようだ。
文化庁の資料に掲載されていた庭園であるため期待したが、意匠としては一般的で。特段説明したい要素を見つけられなかった。もしかしたら、旅館取り壊しに伴って庭園の一部が消滅しなのだろうか。
ただ手入れはされており、刈り込みは美しく、雑草などもないのは評価したいところだ。本庭園はそば処を利用しなくても自由に見学できそうだが、折角山形まできたので蕎麦を試して見ることに。
室内からの景色。写真にはない隣の部屋の予約部屋が庭園の正面になるが、窓が曇っていて庭園がよく見えないので、こちらの自由席から撮影。
冷やし肉蕎麦を注文。甘めの冷たい汁が美味しく私の好みにぴったりだ。蕎麦で「冷たい」といえば、汁につけて食べる蕎麦であるが、このようなタイプは珍しい。そういえば山形は冷やしラーメンがあるので、盆地に囲まれ暑い時このような食が生まれたのだろうか。
○ | 冷やし肉蕎麦が旨い。 |
× | 庭園として見どころを見いだせなかった。文化庁の選定基準が良く分からない。 |