網師園
もうしえん
網師園は南宋時代(1127年 - 1279年)の私家庭園。後に荒廃したが、清の時代に政府高官が退職して1765年頃に再整備して造った私家庭園が現在の網師園。世界遺産にも登録されている。
蘇州の9つの世界遺産に登録されている古典庭園のひとつ。邸宅と庭園が両方公開されている唯一の庭園である。
長方形型の黄石で組まれた築山。中国では凹凸のある太湖石による築山が多いが、黄石によるもの少なく、大きなところとしては耦園(ぐうえん)がある。
曲がり橋越しに月到風来亭、濯纓水閣、黄石の築山を望む。
中国庭園で重宝される太湖石による石組。
太湖石を積み上げている。
白壁に囲まれた中庭。白壁の両側には後述する洞門(どうもん)と呼ばれる門があり、洞門をくぐると違う世界の庭園がお目見えするという仕掛けになっていることが多い。
洞門(どうもん)越しに黄石の築山を眺める。中国庭園では庭園と庭園を繋ぐ出入り口の役割であるが、こちらでは額縁庭園の役割も果たしている。
網師園の案内図 [ 案内図を拡大する ]
○ | 池泉を取り囲むように回廊と苑路が作られ、程進める度に見える光景が変わるように工夫されている。 |
× | 池泉の形状がやや単調に感じた。日本庭園のような出島や中島のようなものが欲しい。 |