信長の庭・信長公居館跡
のぶながのにわ・のぶながこうきょかんあと
金華山の麓にある城主の館は、室町時代の大名・斎藤道三(どうざん)の頃に作られ、織田信長の時代に大規模に改修された。その場所が10年かけて2017年に発掘調査が行われた。また2001年には「信長の庭」が作庭された。
発掘調査の終わった城主居館跡。写真の岩盤は江戸時代には2本の滝が流れ落ちていたとのこと。岩盤を借景にした池泉庭園とは、どんな様子だったのだろうかと思っていたら、復元CGが掲載されていた。それは、、、
このようになっている。さすが織田信長の財力がなせる豪華な屋敷である。おそらく復元されることはないと思われるが、もし復元されるならば、海外から多くの集客を見込めるコンテンツになることは間違いないだろう。
城主居館跡の西側には信長をイメージした「信長の庭」と呼ばれる池泉庭園が造られている。
南北に穿った池泉は州浜を設け、正面には滝石組を作っている。
舟石のような岩島も。
信長の庭は北と南に分かれており、こちらは南側になる。こちらは中島を設け橋を渡している。
よく見ると枯滝石組を作っている。肉眼では分かりにくいが信長の庭で最も美しいと感じた石組である。
信長の庭から徒歩で3分ほどの距離に御手洗池に流れ落ちる滝がある。落差10mほどですが迫力あり、ぜひ立ち寄ってみたい。
○ | 庭園の遺構ではあるが、CGで当時のイメージが現地で紹介されているため、想像がしやすく興味深く観察できる。 |
× | 特に見当たらない。 |