旧日本銀行 新潟支店長 役宅(砂丘館)
きゅうにほんぎんこう にいいがたしてんちょう やくてい(さきゅうかん)
砂丘館は昭和8年(1933)に旧日本銀行新潟支店長が代々住む邸宅として建築。平成11年に新潟市が取得し、平成12年(2000年)より一般公開される。前庭・主庭・裏庭・中庭・勝手庭の5つの庭で構成されているが、裏庭は現在管理用の駐車場となっている。
旧日本銀行の邸宅庭園であるが、池泉庭園・枯山水・露地にも分類できない。掲載を悩んだが昭和初期の邸宅庭園で、張り巡らされた飛石が印象的であったので掲載することに。
主庭入口付近にある善導寺型灯籠。京都市役所近くにある善導寺が元となっており、中台の側面にハート型の刻り込みや、火袋に茶道具が彫られている。新潟県朝日町の護国寺にて、同様に善導寺型灯籠を近づいて撮影しているので参考にして欲しい。
続いて春日型灯籠。灯籠の中では一般的であるが、火袋に「月」が彫られているが珍しい。
座敷より額縁庭園。
二階の客間から主庭を見下ろす。東西の伸びる邸宅に沿って飛石が打たれている。
庭園見学だけだと数分で見終わってしまう規模だ。
砂丘館の案内図(パンフレットより引用) [ 案内図を拡大する ]
○ | 善導寺型灯籠に彫られたハートや茶道具が面白い。 |
× | 庭園主体で訪問すると、もの足らない。 |