積雲院
せきうんいん
積雲院は平安末期(1185)に源頼朝が兄の源朝長(ともなが)を悼んで建立した曹洞宗の寺院である。境内には枯山水と池泉観賞式庭園がある。作庭時期は不明であるが、風合いなどから昭和と推定。
袋井市公式サイトに、美しい庭園があることで知られていると紹介されている積雲寺。早朝に訪問してみると、本堂横に苔と白砂が美しい枯山水があった。
力強い2石の立石が寄り添うように組み、少し右手に1石を離した三尊石風の石組に、横石と伏石の2石、奥には立石と伏石の2石と3・2・2の合計7石で組まれている。
苔庭には他にも石を組んでいる。
こちらも三尊石風に組まれている。
こちらは池泉観賞式庭園であるが、ごく一般的な意匠であった。
○ | 苔庭の曲線美と力強い2石の石組などが美しい。 |
× | 特に見当たらない。 |