大宮盆栽美術館 盆栽庭園
おおみやさいたまびじゅつかん ぼんさいていえん
大宮には現在も「さいたま市北区盆栽町」という地名が残り、千駄木の盆栽業者が関東大震災で被災して、大宮に移住して「大宮盆栽村」が形成された。その歴史と盆栽の魅力を発信するために、平成22年(2010)に大宮盆栽美術館が開館。2025年には盆栽庭園「山水の池」がリニューアルされた。
盆栽の聖地ともいわれる「大宮盆栽村」。2025年3月に盆栽庭園「山水の池」がリニューアルされたため、再訪することにした。まずは2階にある盆栽テラスから全体像を眺める。撮影日は土曜日の朝イチで来場者は5組ほどだったため、人が写り込まない撮影ができた。
リニューアルされた「山水の池」。以前は単純な池だったが、滝石組をもつ池泉庭園へと生まれ変わった。デザインは盆栽職人である清香園の山田登美男によるもので「潤底松(かんていまつ)」の精神を具現化した山水景をイメージしている。「潤底松」とは禅の言葉で、困難に動じない強い精神性を意味している。
東屋からの眺め。正面にある建物に2階が盆栽テラスである。
山もみじ「青枝垂れ」推定樹齢40年
説明は無かったが、真柏(しんぱく)だろう。
真柏(推定樹齢250年)。幹が枯れて白骨化したシャリ(舎利)、枝も白骨化したジン(神)が美しい。
真柏(推定樹齢350年)
真柏では白骨化させたシャリやジンにより風格が漂う。
五葉松(推定樹齢40年)は、無数の穴が空いた石に根付かせており、中国人にも好まれそうな盆栽である。
○ | 盆栽の歴史や基礎知識を身につけられる。また2階から盆栽庭園を見下ろせるのも良い。 |
× | 特に見当たらない。 |