世界2,500ヶ所の夜景を巡った男が庭園を巡る

長安寺

ちょうあんじ
美しさ ★★
静寂さ ★★★
京都府福知山市
  • 長安寺 山門

    もみじ寺で重森完途による枯山水を愉しむ

    池泉庭園 枯山水
    庭園面積 150坪 (小規模)
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成 令和

長安寺の由来

聖徳太子の実弟である麻呂子(まろこ)親王が勅命により創建されたと伝わる古刹。境内には日本庭園史の研究家・重森三玲(みれい)の長男・重森完途(かんと)によって昭和54年(1979)に作庭された枯山水「薬師三尊四十九燈の庭」と弁財天堂の庭「四徳の庭園」、および「不動の滝石庭」がある。






  • 薬師三尊四十九燈の庭

    「もみじ寺」でも知られる長安寺には、モダンな庭園造りで知られる日本庭園史の研究家・重森三玲(しげもり みれい)の長男・重森完途によって作庭された2つの庭園がある。まずはメインとなる枯山水「薬師三尊四十九燈の庭」。

  • 薬師三尊四十九燈の庭

    「薬師三尊四十九燈の庭」は、本尊とする薬師如来を中心とした三尊石に加えて、49の名石を6つの島に分けて配置している。

  • 薬師三尊石

    本島が薬師三尊石である。3つ以上の石で構成されているが、図解すると次のようになっている。

  • 薬師如来の光背

    中心が長安寺の本尊となる薬師如来。そして脇侍石(きょうじせき)として月光菩薩と日光菩薩を配置。日光菩薩は2つの立石で構成され、薬師如来の後ろにある立石は光背(こうはい)、いわゆるオーラであり、仏像によく造られるものである。

  • 日光菩薩と月光菩薩の光背

    島の横から撮影すると日光菩薩と月光菩薩の光背も据えており、このような光背を含めた石組は初めてみた。

  • 石を積極に立て重森家の庭園らしさを感じる

    北西部の島を撮影。石を積極に立てた重森家の庭園らしさを感じる。

  • 庭園中央部

    庭園中央部。

  • 中島に飛石を横断

    南西部は中島に飛石を横断させている。

  • 弁財天堂の庭「四徳の庭園」

    続いて、弁財天堂の庭「四徳の庭園」へ。長方形の池泉に弁天堂を造り、重森完途が左奥に新たに枯滝石組を作庭した。また池泉に岩島を配置することで、先ほどの枯山水との繋がりを持たせる。

  • 枯滝石組

    枯滝石組も天を突くような立石で力強いものだ。

  • 薬師三尊四十九燈の庭

    枯山水「薬師三尊四十九燈の庭」から大方丈(正面)と庫裏(右)を望む。

  • 不動の滝石庭

    山門横に造られた「不動の滝石庭」。こちらの作庭家は不明であるが重森完途とは異なると思われる。

  • 不動の滝石庭 鯉魚石

    滝水が落ちるところにある立石は鯉魚石(りぎょせき)だろうか。鯉魚石とは鯉が滝を登るようすを表現した石である。もちろん鯉が滝を登るようなことはできないが、ひたすら修行を繰り返すという禅の理念を石組で表しており、このような滝石組を「龍門瀑(りゅうもんばく)」と呼ぶ。


総評
三尊石組に光背を組み合わせた他では観られない意匠は面白い。また弁天堂の枯滝石組も意欲的だ。
×特に見当たらない。


アクセス
京都府福知山市字奥野部577
福知山駅より約4km

駐車場
有り(無料)

開園時間
午前9時~午後5時

入園料
大人・高校生 300円
小中学生 100円

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2020-12-07 (月) 更新日 2020-12-19


長安寺周辺の庭園

護念寺
朝来市 25km
護念寺
宗鏡寺
豊岡市 28km
宗鏡寺
ぼたん鍋処 如月庵「逢春庭」
丹波篠山市 30km
ぼたん鍋処 如月庵「逢春庭」

100km以内の庭園スポットを直線距離で表示

本記事をスマホで見るQRコード




京都府の人気夜景スポット