世界2,500ヶ所の夜景を巡った男が庭園を巡る

圓光寺(円光寺)

えんこうじ
美しさ ★★
静寂さ ★★
京都府京都市左京区

圓光寺(円光寺)の由来

臨済宗・南禅寺派である圓光寺(円光寺)。徳川家康によって開基され、移転を繰り返し1667年に現在地に移された。境内には紅葉で有名な江戸時代に造られた「十牛之庭(じゅうぎゅうのにわ)」と、2013年に作庭された「奔龍庭(ほんりゅうてい)」がある。開基:資金提供者






  • 奔龍庭

    紅葉で有名な圓光寺(円光寺)。奥にある池泉庭園が有名であるが、2013年に造られた枯山水「奔龍庭(ほんりゅうてい)」に注目したい。パンフレットによると「白砂を雲海に見立て、天空を自在に奔る龍を石組で表現」しているのとのこと。写真左は龍の頭で、苔築山には龍の背中が表現されている。

  • 奔龍庭 龍の背中

    その作風はモダンな庭園造りで知られる庭園界の重鎮・重森三玲(しげもり みれい)が作庭した東福寺の塔頭寺院「龍吟庵」と共通しており、三玲を強く意識した意匠である。

  • 奔龍庭 龍の頭

    写真左の石組が龍の頭である、斜めに突き出た石が龍の角を表現。そして、瓦で胴体を表現し、苔築山の背中へと繋がる。

  • 奔龍庭 稲妻

    奔龍庭の西部には、荒く切り立った石柱で稲妻を表現している。龍の頭付近にも同様に意匠がみられる。

  • 十牛之庭 額縁庭園

    それでは「十牛之庭(じゅうぎゅうのにわ)」へ。まずは本堂から額縁庭園を撮影。紅葉時期には人が映り込まない写真撮影は困難となるため、7時30分から拝観できる予約制の早朝拝観を利用してみたい。ただ早朝拝観は毎日70名を受け入れているため、いち早く本堂へ向かう必要がある。

  • 十牛之庭 苔庭

    苔庭である「十牛之庭」には、いくつかの石が据えられているが、三尊石などの石組はみられなかった。

  • 十牛之庭 竹林

    「十牛之庭」の奥には竹林があり、この先をの坂道を登りゆくと東照宮へ辿りつく。この場所には洛北の景色を見下ろせる眺望ポイントもある。

  • 十牛之庭 植栽

    苑路の1本だけの植栽に注目したい。根の部分が苔で覆われ、徐々に内側になるよう栗石が並んでいる。「神は細部に宿る」と思わせるような意匠だ。

  • 十牛之庭 苑路

    「十牛之庭」もそれほど広くなく、東照宮を除けば5分ほどで周遊できてしまう。

  • 十牛之庭 本堂から額縁庭園

    再び本堂から額縁庭園を眺める。

  • 山門から奔龍庭へ続く参道

    山門から奔龍庭へ続く参道。江戸時代に作庭された池泉庭園がメインであるが、私は平成に造られた「奔龍庭」のほうに感動した。


総評
天空を自在に奔る龍を石組で表現した「奔龍庭(ほんりゅうてい)」が見事である。
×特に見あたらない。


アクセス
京都府京都市左京区一乗寺小谷町13
比叡電鉄本線「一乗寺」駅 徒歩15分、市バス5系統「一乗寺下り松町」 徒歩10分

駐車場
あり(ただし紅葉シーズンは利用不可。また周辺道路は極めて狭く、脱輪などに注意が必要)

開園時間
午前9時~午後5時
紅葉時期のみ予約制の特別早朝拝観あり。

入園料
大人 500円
高中学生 400円
小学生 300円

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2018-11-16 (日) 更新日 2018-12-16


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