合浦亭
がっぽてい
明治27年(1894)に竣工した合浦公園にある「合浦亭」は、昭和57年(1985)に竣工された。施設は事前予約の有料貸し出しであるが、生垣越しに露地を見学することは常時できる。平成28年(2016)にリニューアルされた。
野球場やサッカーコートのある広大な合浦公園。その一角に数寄屋風の木造平屋造りの茶室などを備えた施設「合浦亭」がある。
予約制の貸し出し施設であるため。生垣越しに撮影。まずは自然石だけを使って並べた「草の延段」が伸び、飛石へと誘われる。延段には、切石だけの「真の延段」、自然石と切石をミックスした「行の延段」があり、詳しくは長野県にある笹離宮の記事を参考にして欲しい。
蹲踞(つくばい)から茶室に向かう飛石。蹲踞とは茶室に入るために身を清める場所として使われることが多い。
茶室には左側に「にじり口」、右側に立ったまま入れる普通の障子による「貴人口」を造り、どちらも沓脱石を置いている。
合浦亭の近くで見つけた石灯籠。自然石を組み合わせた野夜灯(やどう)だろう。
合浦公園は白砂青松(はくしゃせいしょう)の海浜公園であり、青森湾を眺めることができる。ここまで来たら庭園だけでなく、この眺めも楽しみたいところですよね。
○ | 生け垣越しの見学であるため評価は控えます。 |
× | 同様 |