ぐんまフラワーパーク
ぐんまふらわーぱーく
群馬県立の植物園であり平成4年(1992)に開園。池泉回遊式庭園の日本庭園やイングリッシュガーデンなどがある。
赤城山の麓にある「ぐんまフラワーパーク」は、東京ドーム4個分の広大な敷地に様々な花が咲き誇っている。その一角に造られた池泉回遊式庭園を取材してみることに。池泉には2つの中島が繋がれ、大きな中島は大きな沢飛石で繋がっている。恐らく子供が多く遊ぶパークへの安全配慮したためこのような形になったのだろう。
反対側は切石によって繋がっている。護岸石組は広大な敷地に負けないような存在感のある巨石を使っている。
望遠レンズで滝石組を撮影。滝水が落とされる水受石は鹿苑寺庭園(金閣寺)の鯉魚石(りぎょせき)を思わせるような意匠である。鯉魚石とは鯉が滝を登る様子を表現した石であり、詳しくは鹿苑寺庭園(金閣寺)の記事を参考にして欲しい。
築山、護岸石組、洲浜、池泉へと繋がる。洲浜とは水際を美しく魅せる技法で多くの池泉庭園で使われている。
2つめの中島は亀島のような雰囲気だ。池泉にはいくつもの岩島を浮かべ景が単調にならないように工夫している。
日本庭園を離れ山野草や高山植物が楽しめるロックガーデンへ。こちらはイギリス式庭園の一種で、イングリッシュガーデンは華やかな宮殿をモチーフにした左右対称の庭園であるが、自然を大切にする庭造りのスタイルとして「ロックガーデン」や「ワイルドガーデン」がある。ワイルドガーデンの例としては、京都府立植物園 ワイルドガーデンがある。
パークタワーからフラトピア大花壇を見下ろす。左右対称の英国風ガーデンのそのものだ。
○ | 広大な敷地で日本庭園とイギリス式庭園の両方を楽しめる。お弁当をもってピクニック気分を満喫でき子連れファミリーに特におすすめできるスポットだ。 |
× | 日本庭園メインで行くと物足りなさを感じる。 |