世界2,800ヶ所以上の夜景を巡った男が庭園を巡る

濱口梧陵記念館

はまぐちごりょうきねんかん
美しさ ★★
静寂さ ★★★
和歌山県有田郡広川町
  • 稲むらの火の館 入口

    飛石に囲まれた茶室のある邸宅庭園

    枯山水
    庭園面積 130坪 (小規模)
    室内からも庭園を眺められる
    雨でも十分に楽しめる
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成 令和

濱口梧陵記念館の由来

醤油醸造業(現・ヤマサ醤油)の当主・濱口梧陵の江戸末期の旧邸宅。現在の建築物は大正時代に再建されたものであるが、茶室と庭園は再建以前からのもの。同施設には津波防災教育センターが併設され併せて「稲むらの火の館」と呼ばれている。これは津波から村を救うために、稲に火を付けて村人を高台に導いた言い伝えから、このような名が付けられている。






  • 濱口梧陵記念館

    濱口梧陵の愛したと言われる邸宅庭園には、多くの飛石が配置され、回遊できるようになっている。

  • 茶室

    雪見障子のある茶室。茶室には2ヶ所に沓脱石を設け、階段状になっている。

  • 茶室

    障子を開けて撮影。写真左手には織部灯籠がある。織部灯籠は竿の部分にキリスト像が彫られ、竿上部が膨らんだ形状になっている。キリシタン灯籠とも呼ばれ、江戸時代初期にキリスト教禁止令のなか密かに信仰を続けていた隠れキリシタンの信仰物といわれる石灯籠である。

  • 高麗燈籠

    飛石が中央でクロスする珍しい意匠。飛び石の先にある五重の石灯籠は高麗燈籠であり、江戸時代の武将・加藤清正が朝鮮より持ち帰ったものとされる。

  • 茶室からの額縁庭園

    茶室から額縁庭園を撮影。茶室というより書院のような造りである。

  • 茶室からの眺め

    邸宅の周りを如何に多くの飛石が打たれているか分かる1枚。

  • 雪見障子

    まるで京都の雲龍院を思い出すような雪見障子越しの庭園。


総評
飛石に囲まれた邸宅庭園。訪問者が多くないため、茶室の障子を自由に開け閉めして額縁庭園を撮影できる。
×特に見当たらない。


アクセス
和歌山県有田郡広川町広671
JR「湯浅」駅 徒歩15分

駐車場
あり(無料)

開園時間
午前10時~午後5時(入園は午後4時まで)

入園料
大人 500円
高校生 300円
小中学生 200円

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2024-11-17 (日) 更新日 2024-12-29



濱口梧陵記念館周辺の庭園

長保寺
海南市 9.1km
長保寺
番所庭園
和歌山市 19km
番所庭園
養翠園
和歌山市 19km
養翠園

100km以内の庭園スポットを直線距離で表示


よくある質問


いつごろ作庭された庭園ですか。
作庭時期は明治です。
雨でも濡れずに楽しめますか。
はい。充分に楽しめます。
抹茶や珈琲などを楽しむところはありますか。
残念ながら、ありません。



和歌山県の人気夜景スポット