弘前城 二の丸庭園
ひろさきじょう にのまるていえん
江戸初期(1611)に築城された弘前城。明治28年(1895)に「弘前公園」として一般開放され、日本100名城にも登録される。二の丸には名も無き池泉庭園があり、作庭時期は役所に確認したことろ昭和10年(1935)とのこと。
「弘前城 秋の大祭典」開催時期での訪問となり、この期間は有料エリアも無料開放されているため、withコロナ時期でも多くの観光客や地元のファミリー客で賑わっていた。二の丸庭園という名前はなく、二の丸エリアの東大門近くにある庭園であるため「弘前城 二の丸庭園」として紹介している。まずは全景を撮影。単純になりがちな池泉に出島がひとつ設けるだけで、奥行き感がでてくる。
中島は巨石で組まれているが、銅像やら郷土オブジェクトで飾り付けられているのは、純粋な庭園ファンとしては興ざめしてしまう。一方、池泉に注目すると、池泉を取り囲むように岩島が並んでいることに興味を惹かれた。分かりやすいように赤マーカーで加筆している。
庭園の正面よりも裏側の方が赴き深いと思ったのは、私だけだろうか(笑)。ちなみに、ここから徒歩3分ほどの距離にある弘前城植物園にある大石武学流庭園にも似たような意匠がみられる
中島の岩山には枯滝石組も造っているが、やはりオブジェクトが気になって仕方ない。
○ | 池泉囲む岩島に惹かれ、特に正面の裏側に古庭園らしさを感じる。 |
× | 中島にオブジェトを飾っているのは興ざめである。 |