報国寺(竹寺)
ほうこくじ(たけでら)
鎌倉後期の臨済宗の僧・天岸慧広(てんがん えこう)の開基により創建。臨済宗建長寺派の寺院である。竹林が美しいことでも有名となり「竹寺」とも呼ばれる。2009年のミシュラン・グリーンガイドで3つ星を獲得。境内の枯山水などは地元の業者に平成に作庭されたものである。開基:創建にあたっての資金提供者、ミシュラン3つ星:わざわざ旅行する価値あるという最高ランクで、全国に約100ヶ所ある。
山門を越えると、受付に向かう参道沿いに枯山水が現れる。気分が高揚します。
竹の庭と名付けられた敷地が有料エリア。いざ・・・
まずは枯山水がお出迎え。中央の石から砂紋が広がる。新緑に囲まれ美しいが、個人的には苔もあって欲しいかな。
右手に本堂を少しだけ撮してみた。これが枯山水の全景であるため、それほど広くないことが分かる。
それでは竹寺の魅力である竹林を散策。紅葉シーズンの週末だけあり、人が途切れず写真は撮りにくい。
一番美しいと感じた1枚。茶席と竹林の競演。グリーンとオレンジの組み合わせは美しく感じる。今回は混雑で茶席を利用できなかった。一般的に茶席は混雑感が和らぐが報国寺は例外。そのため、報国寺での茶席は午前中がいいだろう。抹茶はお菓子付きで500円。
茶屋に向かう敷石が雰囲気を盛り上げる。カーブのポイントには飛び石を配置。
竹林はそれほど広くなく、ゆっくり巡っても3分程度である。報国寺では茶席で抹茶を楽しみながら、のんびりと竹林を眺めるのが正解。つまり午前中訪問が鉄則。
○ | 茶席から竹林を眺められるのは全国的に珍しく、貴重な体験ができる。 |
× | 枯山水はコンパクトで特徴に欠ける。ただ竹林との組み合わせを考えれば、庭園好きには外せない場所だろう。 |