百禄園
ひゃくろくえん
百禄園は道の駅「鐘のなるまち・ちっぷべつ」と、秩父別温泉「ちっぷゆう&ゆ」に隣接した敷地に平成3年(1991)に作られた池泉庭園である。
日本庭園のなかでも、かなり北部に位置する百禄園(ひゃくろくえん)。「百禄」とは「多くの幸福」という意味であり、幸福を願った庭園という意味だろう。巨石を壁のように配してあり、中央には枯滝石組を設けている。その力強さは日本でも有数だろう。
かつては滝石組に水が流れた池泉庭園であったが、現在では枯山水になっている。おそらくメンテナンス面からだろう。
庭園南部には直線状の流れを作り、巨石で護岸を保護している。
枯山水と流れの分岐点。ちなみに、園内には初秋に赤い実をつけオンコ(イチイ)が植栽されている。
百禄園を道路を挟んだところには交流会館があり、ここにも枯山水が作られている。これが写真の場所からみると、百禄園と連続的に連なっているようにみえるのが面白い。狙って作庭しているかどうか不明だが興味深い。
○ | 壁のように石が組まれた様子は日本でも有数の迫力あるものだ。 |
× | 特に見当たらない。 |