五十公野御茶屋
いじみのおちゃや
新発田(しばた)藩の藩主・溝口家の別邸。遠州流の茶人・縣宗知(あがたそうち)を招いて庭園を作庭し、別邸を茶寮とした。茶寮は平成11年(1999年)に復元修理され、平成15年(2003)に清水園と五十公野茶屋をあわせて国指定名勝を受ける。また、五十公野茶屋のある公園・奉先堂公園(ほうせんどう)は日本の歴史公園100選でもある。
国指定名勝にして無料開放された全国的にも珍しい五十公野御茶屋庭園。正面にみえる島は出島であり、鶴亀島となっている。
出島をズームアップしてみる。写真につけた赤色の▲マークが亀の足、出島の松が鶴を表現している。と、ボランティアの方に教わった。確かにそう見える。
数寄屋造りの五十公野御茶屋の縁側から池泉庭園の鶴亀を模した出島を眺める。
五十公野御茶屋は開放されていて座敷から額縁庭園を撮影できる。この日はコスプレ撮影を行っており、国指定名勝で自由にこのような撮影ができるのは、そうそうないだろう。
僅かな隙間から庭園を望む。
出島を反対から眺めると、亀の足にあたる石が見あたらない・・・ 正面にみえるのが五十公野御茶屋
五十公野茶屋のある公園・奉先堂公園(ほうせんどう)には、旧県知事公舎記念館がある。こちらは有料施設である。
入館してみると係の方が館内をひととおり説明してくれる、そして、このような毛氈が敷かれた空間から額縁庭園が撮影できる。
広角で撮影してみる。
びっくりするほど、ふかふかのソファーがある。勢いよく座るとかなり沈むので驚く。この日はお茶をサービスしていただいた。ふかふかソファーで居眠りしたい・・・
30分ほどお邪魔したが、訪問者は自分だけだった。本当にのんびりした空間で心地よい。
○ | 茶寮と旧県知事公舎記念館の2ヶ所から庭園を眺められる環境が面白い。また国指定名勝にして無料開放された茶寮はうらやましい。 |
× | 出島の鶴亀以外は庭園の見所が正直ほとんどない。 |