一茶双樹記念館
いっさそうじゅきねんかん
江戸を代表する俳人・小林一茶が、流山の醸造家・秋元三左衛門(俳号:双樹)へ50回以上も訪れて句会を開いた。この秋元家の家屋・庭園を整備して、一茶双樹記念館として平成7年(1995)に開館。
千葉県で書院から枯山水を楽しめる唯一の施設。3つの書院があり、写真は「おくのま」から撮影した額縁庭園である。こちらでは抹茶を頂け、無料駐車場があり、ドライブでの休憩スポットとしても重宝するだろう。
白砂には飛石が縦横にクロスしている。京都の書院から眺める枯山水で飛石が配置されることは少なく、これほどまでに飛石を設けている白砂敷きは珍しいだろう。
飛石の先には水の無い池「枯池」となっており、三尊石組や蓬莱石のような石組がなく平面的である。ゆえに白砂敷きに飛石がないと単調になり、このような意匠になっているのだろうか。
枯地には石橋と、石を大胆に組んだ石組井戸もみられる。
石組井戸に向かって枯池にも飛石を置き、沢飛石を演出している。
枯池から双樹亭を望む。
手前から「おちゃのま」「なかのま」「おくのま」と3つの書院を一度に眺める。
「おくのま」には付属院による障子の窓があり、なんとも落ち着いた空間になっている。
近くにある「杜のアトリエ黎明」で切り絵の展示があったので立ち寄ると。一茶双樹記念館の作品があった。素晴らしい作品ですね。
一茶双樹記念館の案内図。 [ 案内図を拡大する ]
○ | 書院から枯山水を楽しめる千葉県で貴重な庭園スポットである。 |
× | 特に見当たらない。 |