旧観自在王院庭園
かんじざいおういんていえん
平安時代末期に平泉を拠点に繁栄した豪族であるた奥州藤原氏の第3代当主・秀衡(ひでひら)の妻が造営したと伝えられる。平成17年(2005)に国指定名勝、平成23年(2011)には世界遺産に登録される。
毛越寺に隣接したところに、「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」として世界遺産に登録された旧観自在王院庭園がある。毛越寺同様に借景に恵まれた庭園である。
毛越寺の荒磯(ありそ)と似た意匠がみられる。荒磯荒磯:荒々しい磯場。水際に作られることが多い。
反対側から荒磯を撮影。
出島の先には滝石組がある。旧観自在王院庭園で最も美しいと感じるビューポイントである。
大小18個の石で力強く組まれている。こちらからだと滝石組であることは分かりにくいので近寄ってみると、
このように岩肌を流れ落ちる「伝い落ち」形式の滝石組になっている。
滝石組から少し離れたところにある築山と巨石の配置が美しい。
○ | 出島と荒磯の意匠が美しい。 |
× | 特に見当たらない。 |