世界2,800ヶ所以上の夜景を巡った男が庭園を巡る

旧糟谷邸

きゅうかすやてい
美しさ ★★
静寂さ ★★★
愛知県西尾市
  • 旧糟谷邸 正門

    表千家久田流の茶室と露地を見学できる

    露地(茶庭)
    庭園面積 250坪 (小規模)
    室内からも庭園を眺められる
    雨でも十分に楽しめる
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成 令和

旧糟谷邸の由来

旧糟谷邸は室町時代から続く名家「縫右衛門(ぬいえもん)」で、江戸時代に豪商・豪農となった。現存する建築物は江戸時代(1763)以前に建築されたのもので、小牧陣屋(吉良町小牧字郷中・郷後)から移築された長屋門や、明治初年に表千家久田流の久田栄甫(えいほ)設計による数寄屋部や庭園などが残る。昭和57年より3年かけて修繕され、昭和60年(1985)に一般開放される。陣屋:江戸時代に藩庁が置かれた屋敷。






  • 旧糟谷邸の入口

    図書館横の通路を進むと旧糟谷邸の入口がある。「尾崎士郎記念館でチケットを購入」という看板があるが、記念館が見つからない。係の方に伺うと、入口をそのまま入った先に記念館があるということだ。ちなみに写真は有料エリアのなかの写真であり、入口の写真ではない。

  • 露地は廻遊できる

    当時は現存する建築の5倍以上もあった大豪邸。露地は廻遊できる。

  • 腰掛け待合

    表千家久田流の茶室があるので、主人を待つ腰掛け待合も造られて、茶室までは延段と飛石で導かれる。

  • 蹲踞(つくばい)

    蹲踞(つくばい)も残されている。蹲踞とは茶室に入るために身を清めるための役石である。

  • 石灯籠

    石灯籠が比較的多い露地だ。

  • 縁先手水鉢

    蹲踞は複数箇所にあり、こちらは特に苔付き風合いが良い。こちらは軒先にあるため縁先手水鉢とも呼ぶ。

  • 茶室は

    茶室は立ち入り出来ないが、内廊下より撮影できる。天井にも細工が施されており、品格を感じさせる茶室だ。

  • 額縁庭園

    座敷から二方向の額縁庭園。

  • 額縁庭園

    旧糟谷ではいくつもの座敷や茶室で額縁庭園を撮影できる。

  • 尾崎士郎の書斎

    長編小説『人生劇場』で一世を風靡した尾崎士郎の書斎は、東京から移築されたものであり同敷地内で見学できる。


総評
風格ある茶室越しに眺める露地が美しく、また露地に複数ある蹲踞(つくばい)も風合いがあって良い。
×特に見当たらない。


アクセス
愛知県西尾市吉良町荻原大道通18-1
名鉄「吉良吉田」駅 徒歩20分

駐車場
有り(無料)

開園時間
午前9時~午後5時

休館日:月曜日(祝日・休日の場合は開館)、年末年始

入園料
高校生以上 300円
中学生以下 無料

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2022-08-20 (土) 更新日 2023-07-16



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よくある質問


いつごろ作庭された庭園ですか。
作庭時期は昭和です。
雨でも濡れずに楽しめますか。
はい。充分に楽しめます。
抹茶や珈琲などを楽しむところはありますか。
残念ながら、ありません。



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