世界2,800ヶ所以上の夜景を巡った男が庭園を巡る

河本氏庭園

かわもとしていえん
美しさ ★★
静寂さ ★★★
東伯郡琴浦町
  • 表門

    5つの庭園で構成される県指定名勝

    池泉庭園 枯山水
    庭園面積 100坪 (小規模)
    室内からも庭園を眺められる
    雨でも十分に楽しめる
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成 令和

河本氏庭園の由来

河本家はこの地の大庄屋(町長)であり、河本家の主屋は江戸初期(1688)に建築。当主は5代目の弥三右衛門であり、現在は国指定重要文化財に登録されている。また敷地内には庭園が残され、こちらは県指定名勝である。






  • 表の庭(南)

    国指定重要文化財の主屋から鳥取県指定名勝「河本氏庭園」を見学。敷地内には「前庭」、「表の庭(南)」、「表の庭(北)」、「離れの庭」、「新離れの庭」があるが、本記事では3つを紹介する。まずは写真の「表の庭(南)」から見ていこう。

  • 表の庭(南)

    主屋からの「表の庭(南)」。こちらは幕末ごろの家系図に描かれた様子と類似しており、当時の様子が今も残っている。また軒下には雨滴を受けるため石を敷いた砌(みぎり)から、中央の飛石まで三方向から飛石が打たれているというのも珍しい。砌は砌下(せいか/ぜいか)と表現されることもある。

  • 表の庭(南)

    日当たりの良い南庭ながらも、苔焼けしていない。

  • 表の庭(北)

    続いて「表の庭(北)」へ。文末に掲載した幕末頃の庭園の見取り図では水路から水を引いた池泉庭園であったことが分かる。

  • 表の庭(北)

    客間を介して南北に庭園を設けた地割りで、北側が池泉庭園、南側が枯山水となっている。

  • 新離れの庭

    最後に新離れの東に面する「新離れの庭」。

  • 新離れの庭

    「新離れの庭」は「表の庭」よりも新しい時代に作庭されたものであり、飛石を主体としており「表の庭(北)」同様に雪見灯籠が置かれている。

  • 額縁庭園

    客間から「表の庭(南)」を撮影した額縁庭園。

  • 額縁庭園

    同じく、「表の庭(南)」での額縁庭園。


総評
客間を挟んで南北に庭園を設け、北側はかつて水路から水を引いた池泉庭園、南側は枯山水と異なるタイプの庭園を眺められる。
×特に見当たらない。


アクセス
鳥取県東伯郡琴浦町大字箆津393
JR「赤崎」駅 徒歩23分

駐車場
有り(無料)

開園時間
午前10時~午後4時

開園日:金・土・日、および春・秋の特別公開時期

入園料
300円

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2022-11-18 (金) 更新日 2023-08-27



河本氏庭園周辺の庭園

美甘邸庭園
西伯郡大山町 17km
美甘邸庭園
小川氏庭園 環翠園
倉吉市 24km
小川氏庭園 環翠園
深田氏庭園
米子市 30km
深田氏庭園

100km以内の庭園スポットを直線距離で表示


よくある質問


いつごろ作庭された庭園ですか。
作庭時期は江戸時代です。
雨でも濡れずに楽しめますか。
はい。充分に楽しめます。
抹茶や珈琲などを楽しむところはありますか。
残念ながら、ありません。



鳥取県の人気夜景スポット