世界2,500ヶ所の夜景を巡った男が庭園を巡る

吉祥寺

きちじょうじ
美しさ ★★
静寂さ ★★
利根郡川場村
  • 山門

    龍が滝登りしている様子を描いた庭園

    池泉庭園 枯山水
    庭園面積 400坪 (小規模)
    室内からも庭園を眺められる
    雨でも十分に楽しめる
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成 令和

吉祥寺の由来

臨済宗建長寺派の吉祥寺は、室町初期(1339)に創建。建長寺派寺院のなかで最北に位置するため、建長寺の北の門とされる。本堂を取り囲むように造られた庭園は昭和に作庭されている。






  • 臥龍庭

    江戸後期に再建された山門を抜けて、江戸初期に再建された本堂へ。山門は2階にも上がれるようになっていた。本堂前には臥龍庭(がりゅうてい)と呼ばれる枯山水が造られている。

  • 臥龍庭

    やや褐色の砂で大海を表現して、2つの横長の苔の中島を造っている。長方形の敷地であるが、曲線を多用した苔庭により単調に見えない美しさを演出。大海には舟石らしき岩島もみられる。

  • 臥龍庭と釈迦堂

    奥の小屋は釈迦堂となっている。苔庭には巨石を据え、どっしりとした力強さを感じる。

  • 三尊石

    臥龍庭の南西部には三尊石の石組が見られる。本庭園は庭園に明暗が生まれない曇り空や雨天のほうが庭園が美しくみえる。

  • 太陽光があると、このような明暗が生まれてしまう

    太陽光があると、このような明暗が生まれてしまう。実際の写真は暗部は闇になってしまうが、Adobe Lightroomのレタッチ処理にて暗部を明るくなるように処理している。このような処理を行うためには、一眼レフやミラーレス機に搭載されたRAWモードで撮影する必要がある。

  • 臥龍庭とは龍が横たわった姿

    臥龍庭とは龍が横たわった姿に見立てた枯山水である。住職の説明によると、こちらの3石が並んだ中島が龍の背中となっているとのこと。つまり大海に龍が半分以上潜っている姿なのである。

  • 昇龍の滝

    先ほどの龍が登っていく様子を表したのが、本堂西側の「昇龍の滝」であり、2つの庭をまたがって表現しているのである。(赤線のように龍が登っていく。)

  • 昇龍の滝

    昇龍の滝には水が流れているが、植栽の成長により、その姿を感じ取りにくいのが残念である。ただパンフレットには、作庭当時の様子が掲載されている。本記事の最後にもパンフレットを掲載しているので確認してみよう。

  • 青龍の滝

    本堂裏には「青龍の滝」がある池泉庭園となっている。

  • 青龍の滝

    こちらが青龍の滝であり、池泉に設けられた岩島の配置が絶妙である。画面中央の滝の右奥にも同様の滝があるが、木々の生長により、その姿をあまり確認できない。こちらもパンフレットに本来の姿が載っているので見て欲しいが、残念でならない。

  • 池中立石

    青龍の滝を正面から撮影。右手前には池中立石。池中立石とは、池泉に建てられた特に高い石のことであり、その代表格は平泉の毛越寺が挙げられる。

  • ハート型の額縁庭園

    本堂から、青龍の滝を撮影するとハート型の額縁庭園を撮影できる。インスタ映えしそうな撮影スポットだ。

  • 本堂では抹茶も頂ける

    本堂では抹茶も頂けるようになっている。また境内には冬季以外、様々なお花が楽しめることから「花寺の吉祥寺」とも呼ばれる。近くには道の駅「田園プラザ」があり、合わせて立ち寄りたい川場村の代表的な観光スポットだろう。


総評
青龍の滝周辺の岩島が美しい。肉眼では少々見えにくい距離のため、望遠レンズをもって撮影してみると良いだろう。また、臥龍庭の枯山水も洗練された美しさだ。
×昇龍の滝、青龍の滝の植栽が放置気味であり、本来の美しさが半減している。


アクセス
群馬県利根郡川場村門前860
関越道・沼田IC 約13分、JR「沼田」駅 川場巡回バス 吉祥寺入口下車 徒歩3分

駐車場

開園時間
午前9時~午後5時

入園料
大人 500円
小中高校生 250円

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2020-06-20 (土) 更新日 2020-06-28


吉祥寺周辺の庭園

福増寺
渋川市 18km
福増寺
ぐんまフラワーパーク
前橋市 28km
ぐんまフラワーパーク
臨江閣(前橋公園)
前橋市 34km
臨江閣(前橋公園)

100km以内の庭園スポットを直線距離で表示

本記事をスマホで見るQRコード




群馬県の人気夜景スポット