久安寺
きゅうあんじ
久安寺は奈良時代(725)に僧侶・行基によって安養院として開山。平安時代(1145)に近衛天皇の勅願寺として再興して「久安寺」に改称。昭和興隆事業(1986)により、作庭家・荒木 芳邦(よしくに)によって「虚空園」が造られる。
北山山荘(西宮市)、大谷記念美術館(西宮市)などの庭園を手掛けた作庭家・荒木 芳邦(よしくに)によって作庭された虚空園。
バン字池。パンとは「心」を意味し、いわゆる心字池である。池泉に突き出た浮座は、大日如来の座ともいわれる。
バン字池には二段落としの滝石組を設けている。写真では割愛しているが、滝上段には枯滝石組を設けており、この枯滝石組付近から流れを経て、こちらの滝石組に水を導いている。
本堂と三十三所堂を繋ぐ渡り廊下があり、その下部には枯池を造っている。
枯池は「普供養の庭」と繋がっており、信者さん達によって創作した庭である。
普供養の庭。
仏塔の左右に庭園があり、右手の庭は「仏塔 五輪塔の庭」という案内板がある。
五輪塔の庭は枯流れを設けている。
仏塔の左側には池泉庭園があり、枯滝石組と亀島を設けている。
本坊前には具足池がある。紫陽花シーズンには、「あじさいうかべ」をしている。で、注目したいのが、、、
具足池に浮かべた巨石である。まるで山をイメージしたような自然石であり美しい。
久安寺の案内図(パンフレットより引用) [ 案内図を拡大する ]
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