世界2,500ヶ所の夜景を巡った男が庭園を巡る

旧邸御室

きゅうていおむろ
美しさ ★★
静寂さ ★★
京都府京都市右京区
  • 旧邸御室 入口

    床もみじと富士山を同時撮影

    枯山水
    庭園面積 230坪 (小規模)
    抹茶など頂ける
    室内からも庭園を眺められる
    雨でも十分に楽しめる
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成 令和

旧邸御室の由来

旧邸御室は昭和12年に建築された数寄屋造りの邸宅。2018年「京の夏の旅」にてテーブルに庭園が映り込む様子を「鏡庭」と根付けられ、多くの観光客が訪れた邸宅庭園である。なお公開は不定期である。






  • 床もみじ

    いわゆる「床もみじ」の撮影ができる庭園。京都の瑠璃光院や滋賀の旧竹林院が知られているが、旧邸御室も2018年に知られるようになったスポットだ。私はコロナ期である2020年9月に訪問しているが20人ほど観光客がいた。

  • 床もみじ

    他の「床もみじ」同様に「床」ではなくテーブルに反射しているのである。こちらは花梨(カリン)の机である。

  • 鞍馬石による沓脱石と飛石

    数寄屋造りの邸宅に、ひときわ立派な鞍馬石による沓脱石と飛石を配している。鞍馬石は現在では産出不可となっている貴重な石である。数寄屋造り(すきやづくり)について少し説明を。数寄とは「好き」からきており、形にとらわれず自由に造られた建築。身分ある武士の邸宅に造られた格式ある書院造りに対して、シンプルさを追求したものが数寄屋造りである。数寄屋造りが生まれたのは、千利休による茶室が生み出された安土桃山時代である。

  • 礼拝石

    飛石の先にある丸い鞍馬石が、庭園のビューポイントとなる礼拝石(らいはいせき)になるのだろうか。

  • 双ヶ丘を借景

    双ヶ丘(ならびがおか)を借景とした植栽豊かな庭園。枯池を造っていることより本記事では枯山水に分類。ちなみに、双ヶ丘には展望広場があり双ヶ丘からの夜景も楽しめる。登り口はこちらではなく、常時開放された山道があり、徒歩10分ほどで山頂を目指せる。

  • 出島

    枯池には何段にも石を重ねた護岸石組で出島を造っている。

  • 岩島

    枯池には岩島や中島を配している。

  • 枯池の西部

    枯池の西部を望む。植栽が多く石組を正面から観賞しにくい。

  • 茶室「双庵」

    築山を登っていくと、登録有形文化財の茶室「双庵」がある。

  • 腰掛待合

    その隣には、茶室の入室待ちを行う腰掛待合(こしかけまちあい)がある。パンフレットでは「茶室待合」と表示している。

  • 腰掛待合

    腰掛待合の足下が面白い。斜面に向かって枯流れを造り、交差するように沢飛石を渡した風流なものである。

  • 欄間(らんま)の富士山

    最後の大広間の隠れた撮影ポイントを紹介。それは欄間(らんま)の富士山だ。写真上部に富士山が掘られているのがわかるだろうか。この富士山と庭園と床モミジの3つを同時に移し込むのがポイントであると案内人に教わった。なるほど、これは面白い。


総評
床もみじと欄間(らんま)の富士山を同時に撮影できる。また、枯流れと沢飛石を組み合わせた腰掛待合の意匠が優れている。
×植栽が多く石組が観賞しにくい。


アクセス
京都府京都市右京区御室岡ノ裾町5
京福北野線「御室仁和寺」駅 徒歩3分

駐車場

開園時間
公開時期が限定されているため、公式サイトでご確認ください。

入園料
1,000円(2020年時点)

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2020-09-04 (金) 更新日 2020-11-07


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