間之又公園
まのまたこうえん
道の駅「せせらぎの里こうら」からほど近い場所にある田んぼに囲まれた小さな親水公園(しんすい)。親水とは水に親しむという意味で、滋賀県の事業として平成に田んぼの用水をパイプで巡らせた水が湧き出る親水設備が14ヶ所整備。その後、各地域の住民によって設計、造成という手作りで各公園となり、そのひとつが間之又公園である。
役所のホームページには水が張られた池泉庭園の写真があり、googleマップには「夏場は水遊びの子供達で賑やかです」とのクチコミがあることから通常期は水が張られているのであろう。取材時は11月のため冬季に向けて水を抜いていたのだろうか。
特筆できる要素はないが、周辺が田んぼで囲まれているため抜け感があり、苔と石組に圧倒される小堀遠州の庭園「教林坊が麓にある繖山(きぬがさやま。別名:観音寺山)や 猪子山などの山並みを望める。
甲良町は100%地下水を水源としており、水資源に恵まれた地域。その水を生かして池泉庭園が造られた思われる。
○ | 田んぼに囲まれた自然豊かな環境にある。 |
× | 日本庭園としては見応えに欠ける。 |