旧小幡藩武家屋敷 松浦氏屋敷
きゅうおばたはんぶけやしき まつうらしやしき
この地区を治めていた小幡藩(おばたはん)中老を務めた松浦氏の屋敷であり、江戸時代の上級武士の屋敷構えを復元。庭園は江戸時代後期に造園されたと推測されている。
国指定名勝の楽山園から徒歩5~6分のところにある江戸時代の武家屋敷。平成29年(2017)に復原整備が完了したこともあり、古くも新しい屋敷である。
修復前の庭園写真は奥の山並みがほぼ隠れるぐらいに木々が成長しており、池泉の形状も分かりにくく、うっそうとしていた。思い切った樹木の伐採により借景が浮かび上がり、開放感ある庭園となった。
池泉東部には滝石組が作られ雄川堰の水が流れ落ちる。頂部には山形の遠山にもみえる石を据えている。また滝下には水を左右にわける水分石を置いている。
庭園でひときわ目立つ五葉松。舟形に枝が伸びた実に不思議な枝ぶりである。この五葉松は修復前から存在していた松である。
座敷から額縁庭園を撮影。無料開放され自由に主屋に立ち入れ、のんびりと寛げるのがうれしい。
○ | 復元整備により借景がよみがえり、広くない庭園ながらも雄大さを感じられる。 |
× | 特に見当たらない。 |