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三瀧寺 補陀落の庭

みたきでら ふだらくのにわ
美しさ ★★
静寂さ ★★
広島県広島市西区
  • 三瀧寺 参道

    池泉庭園
    庭園面積 100坪 (小規模)
    抹茶など頂ける
    特筆事項 紅葉時期のみ「補陀落の庭」の完全公開
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成 令和

三瀧寺 補陀落の庭の由来

三瀧観音の名前でも親しまれている三瀧寺は高野山真言宗の寺院。開山は平安時代(809)に空海と伝わる。「補陀落の庭」は昭和40年代にモダンな庭園造りで知られる日本庭園史の研究家・重森三玲(しげもり みれい)にて改修され、現在の姿となっている。開山:初代住職






  • 補陀落の庭

    紅葉時期のみ限定オープンとなる茶屋に付随した「補陀落の庭(ふだらくのにわ)」は、昭和を代表する作庭家・重森三玲によって改修された庭園。境内に3つある瀧のうち、もっとも高低差がある「梵音の滝(ぼんおんのたき)」を主景とした池泉庭園となっている。

  • 美しい汀線をもつ池泉

    複雑で美しい汀線をもつ池泉には中島が造られ、ひときわ目立つ立石を据えている。

  • 意欲的に石を立てている

    茶屋の正面から撮影すると、意欲的に石を立てているのが分かる。また出島は苔山としつつも、白砂で立石に向かって苑路を設けている。

  • 橋添石

    中島には青石の自然石を架け、4隅に橋添石を設置している。橋添石の存在により橋に安定感が生まれる。

  • 梵音の滝

    梵音の滝(ぼんおんのたき)は、岩肌に水を伝わせた2段落としの滝になっている。

  • 補陀落とは、観音菩薩が住む霊場の伝説上の山であり、おそらく中島の立石を観音菩薩に見立てたものだろう。

  • 集団石組

    三尊石の奥には、山畔に集団石組がみられる。この集団石組もすべて立石としているところも、重森三玲らしさを感じられるところだ。

  • 茶席から立石と滝を眺めていて思った。立石は観音菩薩に見立てつつ、滝石にも見立てているのでないだろうか。勝手な推測であるが、そのような意匠に感じ取れた。

  • 蹲居(つくばい)

    蹲居(つくばい)の基本構成である手燭石や湯桶石などの役石を組んでいるが、苔むしていっそう趣深くなっている。蹲居については、新潟県新発田市の清水園を参考にして欲しい。

  • 茶室

    紅葉シーズン以外でも、このように敷地外から眺められる。ただ全体の7割りほどであり、やはり入園できる秋に訪れたいものだ。


総評
さほど広くない空間にも関わらず見応えがある。そう感じるのはダイナミックな梵音の滝(ぼんおんのたき)にも負けない池泉庭園となっているからだろう。
×紅葉シーズン以外は敷地内での見学ができない。


アクセス
広島県広島市西区三滝山411
JR「三滝」駅 徒歩20分、広島駅 「三滝観音」行きバスで約35分

駐車場
有り(無料)

開園時間
午前8時~午後5時30分(冬期間は午後5時まで)

入園料
入寺料 200円(小学生以下は無料)
お茶料金 600円

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2019-11-23 (土) 更新日 2020-05-05


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