那谷寺 奇岩遊仙境
なたでら きがんゆうぜんきょう
那谷寺は、奈良時代初期(717)に泰澄法師(たいちょうほうし)が創建したと伝えられる、高野山真言宗の別格本山。この那谷寺敷地に岩遊仙境があり、長い年月の間により現在のような奇岩が形成されたとのこと。平成26年(2014)には国指定名勝に登録された。
観音菩薩の降り立つとされる伝説上の山「補陀落(ふだらく)」を思い出させる奇岩遊仙境は、松尾芭蕉の「奥の細道」でも立ち寄った場所でもある。芭蕉はここで「石山の 石より白し 秋の風」という詩を詠んだ。
奇岩遊仙境は石階段があり、かつては奇岩遊仙境体験にてガイドと共に登ることができたが、現在は終了しており立ち入り禁止になっている。
奇岩遊仙境の前には池が作られ、中島には神社が祀られている。
展望台に続く楓月橋(ふうげつきょう)は江戸時代に前田利常が計画し、現代になって完成した。この橋の先にある展望台からの写真が1枚目の写真である。
○ | 庭園ではないが、岩が風化によって生まれた光景に驚きを隠せない。 |
× | 特に見当たらない。 |