奥松島クラブハウス
おくまつしまくらぶはうす
奥松島クラブハウスは令和3年(2021)に地域コミュニティを活性化する空間としてオープン。そば処、コミュニティスペースに加えて盆栽庭園や3000坪の敷地に400本の「もみじ回廊」や「100本桜」の桜並木が造られている。また紅葉シーズンには、もみじ回廊はライトアップされる。
「羽生本店 雨竹亭」、「芳春院 盆栽庭園」は枯山水のなかに盆栽が展示されているが、奥松島クラブハウスは盆栽展示がメインのような印象を受ける。
こういった印象をうけるのは盆栽庭園が3ブロックに分かれているからだろうか。手間は枯山水メイン、中央がコンクリート敷きの盆栽展示エリア、そして奥に枯滝石組エリアとなっており、特に中央エリアが最も広いため盆栽展示メインにみえてしまう。
盆栽の奥には滝石組を設けており、盆栽庭園で滝石組があるのは唯一だろう。おそらくオープン当初は鉄分を含んだ水が流れていたことで、水流のあるとこはオレンジ色で染まっている。自然現象による水落石がこのように変化した滝石組は珍しく興味深い。
滝石組からは流れを造っており、その先を辿っていくと、、、
隣接する「もみじ回廊」へ導かれる。
もみじ回廊。
紅葉シーズンにはライトアップされるが、こちらには庭園要素はあまりなく、散歩道という感じである。
盆栽庭園の入口付近も庭園風に造形されている。
○ | 全国でも数ヶ所にしか存在しない盆栽庭園をみられる。また紅葉シーズンに訪問すれば、夕方にはライトアップも楽しめるのが嬉しい。 |
× | 盆栽庭園の敷地半分以上が盆栽展示メインのようで間延びした感じになっている。 |