嚶鳴庵 聚楽園公園
おうめいあん しゅうらくえんこうえん
大正5年(1916)に料理旅館「聚楽園」の敷地に、昭和2年に聚楽園大仏が建築された。平成3年に料理旅館が取り壊され、跡地に茶室「嚶鳴庵(おうめいあん)」が平成8年(1996)に建築された。聚楽園公園と福祉センターを含めて「しあわせ村」と呼ばれている。
googleマップで東海市の地図をみていたときに見つけた庭園。茶室のある露地。まずは露地門を潜って、内露地から見学することに。
平成8年に作庭された庭園であるが、程よく枯れており風合いが良い。
腰掛待合に毛氈を敷いているのは、実は珍しい。これは茶室の広間ではなく、コロナ禍で屋外でお茶を楽しみたいという人がいるため、このようにしているとのこと。
蹲踞も風合いがあり、おそらく平成に造られたものではなく、もっと昔のものを持ってきたのだろう。側面4面には仏像が彫られている。
露地は二重露地になっており、内露地から外露地へ向かう。
まるで枯山水のような外露地だ。自然石による飛石と切石による延段の組み合わせ。
枯流れのような意匠になっている。
内露地ほど枯れてはいないが、コンパクトに纏まっており美しい。
枯池には山形の石を2つ並べ岩島をイメージしているのだろうか。
見学後は茶室「嚶鳴庵」で休憩。
聚楽園公園には2ヶ所の無料駐車場があり、東側にある駐車場からだと徒歩2分ほどでアプローチできる。
○ | 二重露地を楽しめ、特に内露地は枯れていて風合いが良い。 |
× | 特に見当たらない。 |