世界2,300ヶ所の夜景を巡った男が庭園を巡る

老欅荘

ろうきょそう
美しさ ★★
静寂さ ★★★
神奈川県小田原市
  • 老欅荘

    静かなる露地で額縁庭園を嗜む

    露地(茶庭)
    庭園面積 300坪 (小規模)
    室内からも庭園を眺められる
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成

老欅荘の由来

電力王と言われた財界人・松永安左エ門(やすざえもん)は、近代小田原三茶人のひとり。松永が晩年を過ごした別邸が老欅荘。平成13年から一般公開。また、隣接した敷地には三越の社長などを歴任し、おなじく小田原三茶人のひとり野崎廣太(こうた)の茶室「葉雨庵」も移築された。






  • 国登録有形文化財で数寄屋風を取り入れた住宅

    電力王と言われた財界人が晩年を過ごした老欅荘。国登録有形文化財で数寄屋風を取り入れた住宅である。数寄屋:「好みに任せて作った家」であり茶室を意味する。

  • 老欅荘の額縁庭園

    まずは額縁庭園。手前の三角形のエリアが広間であり、その奥にL字エリアが縁座敷である。縁座敷:本座敷と縁側との間につくられる座敷。

  • 瓦を土留めにして砂利道と苔庭が仕切られている

    瓦を土留めにして砂利と苔庭が仕切られている。

  • 瓦を土留めにした砂利道は縁広間に沿って造られている

    瓦を土留めにした砂利は縁広間に沿って造られている。推測であるが、屋根から滴った雨が砂利に吸収され、庭を綺麗に保たれる機能を持たせたのではないだろうか。

  • 竹垣

    広間から透かし垣が視界に入らないよう斜めに造られている。ただ、なぜここに竹垣が必要だったのだろうか。。。

  • 老欅荘の苔庭と土塀

    苔庭で1枚。土塀の模様に瓦が使われているのが興味深い。

  • 老欅荘の蹲踞へと繋がる飛び石

    蹲踞(つくばい)へと繋がる飛び石。蹲踞は後述。

  • 葉雨庵の露地門

    老欅荘から丘を下り、三越・元社長の茶室を移築した「葉雨庵」へ向かう。では露地門をくぐってみよう。

  • 葉雨庵の腰掛け待合

    茶室なので、もちろん腰掛け待合がある。客人が主人を待つスペースである。

  • 葉雨庵の蹲踞

    再び蹲踞(つくばい)と出会う。左の赤枠は手燭石(夜の茶会で使う手燭(てしょく)という明かりを置く石)、右枠は湯桶石(茶室で使う湯桶を置く石)、手前枠は手水を使うための乗る前石である。手水鉢、手燭石、湯桶石、前石をあわせて、蹲踞(つくばい)と呼ぶ。

  • 猫ちゃんに遭遇!

    猫ちゃんに遭遇!

  • 池泉沿いの苑路(えんろ)

    最後に池泉沿いの苑路(えんろ)を散策して、老欅荘のある松永記念館をあとにする。

  • 松永記念館の案内図

    松永記念館の案内図


総評
駐車場も入園料も無料で、2ヶ所の露地を楽しめる。老欅荘では座敷寛ぎながら露地を眺められる。
×老欅荘は有料で茶会などに貸出がある場合、見学エリアが制限される。露地が見られる縁座敷は常時開放。


アクセス
神奈川県小田原市板橋941-1
箱根登山線「箱根板橋」駅 徒歩10分

駐車場
あり(無料)

開園時間
午前9時~午後4時
休園日 年末年始

入園料
無料

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2018-07-01 (日) 更新日 2018-09-08


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