西教寺
さいきょうじ
西教寺は江戸初期に創建された浄土真宗寺院。本堂は江戸末期に再建したもので、平成20年には国登録有形文化財に登録される。庭園は昭和から平成にかけて作庭されたもの。
四国最古の枯山水をもつ願勝寺から徒歩2,3分のところにある西教寺。その本堂裏に樹齢数百年の松が主景となる池泉庭園がある。
作庭当初は水が張られていたが現在では涸れて涸池となっている。コンパクトな敷地に複雑な形状の池を設け、護岸石組も立派なものだ。
滝石組は2ヶ所設け、深みのある青石により昭和~平成に作庭された割には力強さを感じる。
深山幽渓のような滝石組と枯流れ。
西教寺は石にこだわった住職のようで、岩肌が実に見事な緑色片岩は、この一石だけで主石となりそうな立派なものである。
こちらは石灰岩であり、中国庭園で好まれそうな太湖石のような岩である。
○ | 平地に作庭された池泉庭園であるが、涸池となり、池泉の護岸石組と松の巨木により立体的な庭園に仕上がっている。 |
× | 特に見当たらない。 |