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湧水庭園 四明荘

ゆうすいていえん しめいそう
美しさ ★★
静寂さ ★★
長崎県島原市
  • 四明荘 正門

    書院と一体化した池泉庭園を撮影できる

    池泉庭園
    庭園面積 100坪 (小規模)
    室内からも庭園を眺められる
    雨でも十分に楽しめる
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成 令和

湧水庭園 四明荘の由来

四明荘は明治後期から大正後期頃に医師・伊東元三の別荘として建築された。当時は西に雲仙が見えるなど四方の眺望に優れていたことから「四明荘」と名付けられた。庭園は昭和初期に禅僧を招いて作庭された。平成26年に国の登録有形文化財の指定を受ける。






  • 書院と池泉の一体化した光景

    島原市は水の都といわれ、この周辺は特に湧き水が豊富である。湧き水を観光に活かす趣旨のもと、町内の水路に鯉が放流され「鯉の泳ぐまち」となっている。この湧水庭園「四明荘」にも昭和初期に庭園が作庭され、湧き水による池泉が書院と一体化している。

  • 生け垣

    四明荘は隣接する住宅との間に生け垣を設けている。

  • 澄んだ池泉

    縁側に腰掛ければ、足下は澄んだ湧き水の池泉であり、なかなかこのような澄んだ池泉はお目にかからない。

  • 池底は砂敷き

    池底は砂敷きになっており、沢飛石を設けているが庭園内は立ち入りできない。

  • 低く抑えられた護岸石組

    護岸石組は低く抑えられ、苔や草によって石が目立たないようになっている。

  • 苔敷きの平地

    池泉東部は苔敷きの平地であり、先ほどの沢飛石へと導くように飛石を配している。

  • AEONの看板は撤去

    「正面にピンク色のAEONの看板が視界に入っており、この看板が「どうもねぇ」というお話をしていたところ、お客様がたまたまAEONの関係者だったのよ。」という笑い話を伺う。その後撤去されたが、この話がきっかけではなく老朽化により撤去されたとのこと(笑)

  • 縁側と池泉が一体化したような光景

    縁側が張り出しているため、縁側と池泉が一体化したような光景が目を楽しませてくれる。

  • 鯉

    訪問は冬期であったためだろうか、鯉は一ヶ所に集まっていた。

  • 沓脱石から始まる飛石は進むにつれて小さくなっている

    南側の縁側から沓脱石から始まる飛石は進むにつれて小さくなり、限られた敷地に奥行き感を生み出している。


総評
島原市の豊富な湧き水により、淀みない透き通った池泉が書院と一体化した風流な邸宅庭園である。
×庭園自体の見どころは少ない。


アクセス
長崎県島原市新町2丁目
島原鉄道「島原」駅 徒歩15分

駐車場

開園時間
午前9時~午後6時

入園料
大人 310円
高校生以下 150円

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2023-02-11 (土) 更新日 2023-03-05



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よくある質問


いつごろ作庭された庭園ですか。
作庭時期は昭和初期です。
雨でも濡れずに楽しめますか。
はい。充分に楽しめます。
抹茶や珈琲などを楽しむところはありますか。
残念ながら、ありません。



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