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即宗院 月輪殿庭園

そくしゅういん つきのわどのていえん
美しさ ★★
静寂さ ★★★
京都府京都市東山区
  • 即宗院 山門

    室町時代後期の寝殿造り庭園が復元

    池泉庭園
    庭園面積 500坪 (中規模)
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成

即宗院 月輪殿庭園の由来

月輪殿は、平安時代後期に藤原忠通の六男・九条 兼実(くじょう かねざね)の別荘。その跡地に、東福寺の塔頭寺院・即宗院が、室町時代(1387年)に創建される。昭和52年に面影が復元され京都市史跡に指定された。






  • 即宗院

    通常は非公開である即宗院 月輪殿庭園。秋など期間限定で特別公開されます。すぐ隣には、同じく期間限定公開の重森三玲作の龍吟庵も。藤原忠通の息子の別荘跡にあった庭園が復元されているということで拝観。

  • 即宗院の苑路

    苑路は単調で3分もあれば回遊できてしまう規模。注目すべきは月輪殿の庭園跡であるが、庭園内に解説がないため殆どの観光客は気づいていない。

  • 即宗院の苑路

    庭園は手入れが行き届いているため、こちらが月殿跡の庭園と思ってしまうが、道の先にある池泉庭園が「月殿跡の庭園」となる。写真にある苑路の突き当たりを左に進むと、右手に次のような滝石組がみえてくる。

  • 月輪殿庭園の滝石組

    こちらが滝石組である。重森三玲の孫にあたる重森千靑氏によると、貴族の邸宅に造られた邸宅は家の衰亡により消滅を免れなく現存するものはない。このような現状で発掘による復元ではあるが、室町時代後期の寝殿造り庭園がみられるのは大変貴重なものである。そして、写真の★マークは私の推測ではあるが鯉魚石と考える。

  • 月輪殿庭園の滝石組 鯉魚石

    鯉魚石と思われる石をクローズアップ。鯉魚石を意図しているのであれば、この滝石組は龍門瀑(りゅうもんばく)となる。龍門縛の解説は、世界遺産「天龍寺 曹源池庭園」の記事を参照いただきたい。

  • 月輪殿庭園の石橋

    池泉には立石で支えられた2枚の平石で橋が架けられている。こちらも復元である。

  • 月輪殿庭園の巨石

    池泉でひときわ目立つのが白色が際だつ巨石。

  • 月輪殿庭園の護岸石組

    池泉の西部を望む。護岸石組が石島などを眺めながら室町時代の面影を偲ばせる。

  • 庭園入り口

    庭園入り口の光景。画面中央の松をよく見ると・・・

  • 庭園入り口 石がつり下げられている

    なんと幹にいかにも重そうな石がつり下げられている。盆栽のように松を伸びる方向を定めるための処置だと思うが、なんともかわいそうな気もしてしまう。


総評
発掘&復元庭園ではあるものの、室町時代後期の寝殿造庭園を感じられるのは貴重である。
×庭園に解説がないため、大半の観光客には月輪殿の庭園跡を知らぬまま帰ってしまう。


アクセス
京都府京都市東山区本町15丁目
JR・京阪「東福寺」駅 徒歩12分

駐車場
あり(無料 ただし、紅葉時期10月25日頃~12月10日頃まで駐車場閉鎖)

開園時間
紅葉時期など期間限定公開。

入園料
200円

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2018-11-16 (日) 更新日 2018-12-09


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