スターバックスコーヒー 宇治平等院表参道店
すたーばっくすこーひー きょうとうじびょうどういんおもてさんどうてん
2017年3月に宇治市に初出店にして、「リージョナル ランドマーク ストア」としてオープンしたスタバには小さな枯山水が造られている。リージョナル ランドマーク ストアとは、各地域の象徴となる場所に建築デザインされた店舗のことで全国に20店舗以上ある。
世界遺産「平等院」の表参道沿いにあるスターバックス。店内からはちょっとした枯山水を愉しめる。平等院の開門は8時30分、スタバのオープンが8時のため、平等院の開園待ちに利用できるのが嬉しい。こちらの写真も朝8時に訪問して撮影。
店内奥のテラス席には青石による立石が据えられている。宇治スタバの日本庭園でもっとも力強いポイントである。
テラス席は植栽が豊かで、7月上旬に訪問したこともありアジサイが咲いていた。
また日本庭園らしく延べ段が造られ、切石と自然石をミックスした寄せ石敷きである。切石のみで構成された延段を「真」、自然石のみを「草」、ミックスしたのを「行」と表現する。これは書道の「楷書(真書)」「草書」「行書」に習うものであり、写真の延段は「行の延段」と言い表せる。
庭園南部は枯山水になっており、苔島に立石を据えているだけのシンプルな意匠であるが美しい。周辺が竹垣で囲われているのも良い。
スターバック店内は広くなく平等院に隣接したスタバだけに、昼前には混雑必至だろう。ゆっくりするのであれば、平等院の開園前か閉園後が絶対おすすめ。
店内からみえていた枯山水。レンガで砂紋が描かれているのが面白い。ちなみに、日本庭園のあるスターバックスでは京都市内にはスターバックスコーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店があるが、私は埼玉県川越市にあるスターバックスコーヒー 川越鐘つき通り店がイチオシ。珈琲店とは思えない造形の日本庭園であり、ぜひ一度訪れて欲しい。
○ | 珈琲を頂きながら枯山水が楽しめ、夜には庭園がライトアップされる。 |
× | 奥庭が植栽が豊かすぎる。植栽を減らし白砂や石組を増やすと、ぐっと魅力が高まるだろう。 |