柳之御所遺跡
やなぎのごしょいせき
柳之御所遺跡は、平安時代末期に平泉を拠点に繁栄した豪族であるた奥州藤原氏の第3代当主・秀衡( ひでひら)が政治を行ったとされる場所と考えられている。平成22年(2010)から史跡公園として公開され、平成23年(2011)には世界遺産に登録される。
中尊寺や毛越寺を訪れる人は多いが、柳之御所遺跡を見学する人は少ない。平安時代に政治を行ったとされる平泉館(ひらいずみのたち)には園地が作られた。この園地は新旧2つの時期があり、復元されたのは新しい園地である。
美しい曲線をもつ池泉には、玉石を敷いた洲浜により池泉の水を美しく魅せている。園地の解説には写真中央の木の下付近に湧水石組があるとのことだが、撤去されているようで見当たらない。
池泉には大きな中島が作られている。また左手前の洲浜には護岸石組があるとの解説であるが、こちらも撤去されているようだ。
玉石を敷いた出島が美しい。
園地の解説図
○ | 平安時代に作庭された美しい曲線をもつ池泉庭園。 |
× | 特に見当たらない。 |