旧吉田茂邸
きゅうよしだしげるてい
明治17年(1884)に吉田茂の養父健三が別荘として建築。元総理大臣・吉田茂が生涯を過ごした邸宅。没後、西武鉄道へ売却され、大磯プリンスホテルの別館となる。地元の声を受け、歴史文化遺産として保全・活用が検討され、2013年に県立公園として庭園が一般公開。2017年には旧吉田茂邸も公開される。
サンフランシスコ講和条約締結を記念して建てられた門「兜門(かぶともん)」を抜けると、個人邸宅とは思えない庭園が広がる。
田中角栄、河野一郎など政財界の邸宅の造園家・中島健による作庭。大きめな石組みが多様されている。
岩の上の松が渋い。
借景に見える山も敷地内であることに驚く。
なんと邸宅に竹林まである。どういうことですか。。。
竹林の散策路に緩やかなカーブが与えられ、奥行きを感じさせる。実際はそれほど長くない。
竹林をくぐる散策路の外側を歩いてみる。ちなみに、吉田茂はバラを愛していたようでバラ園もある。毎年5月初旬~6月初旬と10月初旬~11月初旬に訪れるのが最適だろう。
2017年4月に一般公開された旧吉田茂邸。邸宅からは富士山も眺められるようであるが、中に入れることに気づかないという痛恨のミスにより撮影できておらず。なんてこったい。
国道1号線を挟んで、南側が旧吉田茂邸地区である。東門の第二駐車場のみ全日無料で利用できる。 [ 案内図を拡大する ]
○ | 薔薇の開花時期(春・秋)に訪れれば、様々な色の薔薇、池泉、竹林と様々なタイプの景観を楽しめる。 |
× | 日本庭園を主目的にすると見応えに欠ける。 |