世界2,800ヶ所以上の夜景を巡った男が庭園を巡る

武家屋敷

ぶけやしき
美しさ ★★
静寂さ ★★
島根県松江市
  • 雨に日こそ訪れたい庭園

    池泉庭園 枯山水
    庭園面積 200坪 (小規模)
    室内からも庭園を眺められる
    雨でも十分に楽しめる
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成 令和

武家屋敷の由来

この武家屋敷は江戸時代(1733)の大火で焼失後に再建されたもので、その後幾度かの増改築を経て、2016年から3年間かけて保存修復を行い一般公開された。明治以降は滝川家が住んでおり、漢学者・瀧川資言(すけのぶ)などを生み出している。






  • 濡れ縁

    武家屋敷の前に広がる通りは「塩見縄手」と呼ばれ、親しみのある地区である(笑)。パンフレットによれば「縄手とは、縄のようにひとすじに伸びた道路のことをいい、塩見縄手には武士の屋敷が並んでいた」とのこと。大きめの庇には濡れ縁を設けている。

  • 縦横無尽に打たれた飛石

    縦横無尽に打たれた飛石。飛石の先には蹲踞(つくばい)がある。

  • 三尊石

    また飛石を左手に進むと、伏せ石を使った三尊石。

  • 座敷からの額縁庭園

    座敷からの額縁庭園。左手の刈り込み奥が先ほどの三尊石である。

  • 屋敷の裏庭

    屋敷の裏庭にまで飛石が打たれている。

  • 池泉

    裏庭には池泉を設け、飛石から石橋へと誘われる。

  • 広縁越しの額縁庭園

    広縁越しの額縁庭園。

  • 広縁

    通常は戸は開けられ、広縁としての役割を果たしているが、当日は大雨ということもあり戸が閉められていた。しかし、この戸には窓枠が設けられ、シックな雰囲気となり、むしろ雨の日こそ訪れたい屋敷といえる。このような戸に窓枠を設けているのは、私は初めて経験した。

  • 屋敷東部

    屋敷東部には流れのような意匠をもうけている。


総評
雨天時は広縁に戸が閉まるが、戸には窓枠が設けられる。これにより、やや暗い空間からの額縁庭園を観賞できシックで美しい。
×特に見当たらない。


アクセス
島根県松江市北堀町305
JR「松江」駅からレイクラインバス約15分、小泉八雲記念館前下車、徒歩2分

駐車場

開園時間
4月~9月 午前8時30分~午後6時30分(入園は午後6時まで)
10月~3月 午前8時30分~午後5時(入園は午後4時30分まで)

入園料
大人 310円
小中学生 150円

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2023-11-13 (月) 更新日 2024-07-26



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よくある質問


いつごろ作庭された庭園ですか。
作庭時期は江戸です。
雨でも濡れずに楽しめますか。
はい。充分に楽しめます。
抹茶や珈琲などを楽しむところはありますか。
残念ながら、ありません。



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