朝日寺
ちょうにちじ
朝日寺は平安末期の武将である源義仲(よしなか。木曾 義仲の名でも知られる)によって開基された天台宗の寺院から始まる。源義仲は鎌倉幕府を開いた源頼朝の親戚である。その後、曹洞宗へ改宗される。境内の庭園に関する作庭時期は不明。
地名は長岡市朝日(あさひ)にあるが、お寺の読み方が朝日寺(ちょうにちじ)。お寺の名は源義仲は平家物語においては朝日将軍と呼ばれ、昔を偲んで朝日寺と名づけたと伝わる。度々の火災により記録がほぼ残っていない朝日寺であり、本堂裏の庭園に関する情報が見つからない。
庭園は自由に見学できるようになっている。
池泉には切石と自然石の石橋を渡している。自然石の石橋や、その周辺の石は風合いが良い。
低く組まれた三尊石は、三石とも横石で表現した「横石三尊石組手法」が取られている。
先ほどの庭園より新しい時代に造られたとも思われる池泉庭園には沢飛石を打っている。
本堂前庭には横長の空間に枯山水を造っている。典型的な三尊石を中心とした7石組。
こちらは5石組。この右手には3石組が置かれ、つまり七五三石組となっている。
○ | 本堂前庭の七五三石組や、池泉庭園の三尊石など石組が多い。 |
× | 本堂裏の庭園は草木が伸び、折角の白砂敷きの存在が弱まっている。 |