太宰府天満宮 浮殿庭園
だざいふてんまんぐう うきでんていえん
平安時代の貴族・菅原道真(みちざね)を祭神(さいじん)として祀る神社。菅原道真は学業に優れ、学問の神として世の信仰を集め、全国に12,000社の天満宮がある。現在でも、合格祈願の神社として崇められ、太宰府天満宮は京都の北野天満宮と並ぶ天満宮の総本社とされる。浮殿庭園は、2005年の九州国立博物館の開館とあわせて整備された。
太宰府に来た目的は枯山水で有名な「光明禅寺」訪問。しかし、開門時間になっても閉まったまま。観光案内所で確認するが、いつ開くか分からないとのこと。東京行きのフライト時間の関係で諦め、太宰府天満宮を散策。まずは、楼門に続く朱塗りの太鼓橋をふらふらと。
心字池には太鼓橋、平橋、太鼓橋と3つの橋が架かる。これは、池と橋を人の一生に見立てた「三世一念の理」であり、最初の太鼓橋は、生きてきた過去、平橋は現在、太鼓橋は未来を表し、橋を渡るごとに心が清められ本殿に向かうことになります。
「心」の字をかたどった池「心字池」には噴水も。どうみても「心」には見えないが、桂離宮や旧古河庭園など全国に心字池は多数ある。
さて、鎌倉時代に御旅所(おたびじょ)として造られた浮殿(うきどの)。戦前までは心字池にあったらしい。こちらは2005年に整備され枯山水庭園となっている。(御旅所:祭礼時の神様の休憩所)
周辺に民家があり、風情を感じにくいが、フットライトが整備されているので、夕暮れ時などの散歩も面白いだろう。
○ | 太宰府天満宮の敷地であり、お参りしながら手軽に庭園鑑賞できる。 |
× | 民家に隣接しており風情を感じにくい。 |