保寿院
ほじゅいん
保寿院は室町初期(1341)に永保寺の禅師によって開山した臨済宗南禅寺派の寺院。庭園は昭和60年頃(1985)に作庭。
永保寺に隣接した保寿院は自由に境内を参拝でき、枯山水を拝見できる。借景には永保寺同様に森林が控え、巨石による石組が複数みられる。
築山には三尊石に加えて4石あり、計7石となっている。一般的に石組は2石を除くと奇数で組まれることが多く、奇数は永続性を示す縁起の良い数字とされ、室町時代以降このような手法がよく使われおり、京都の龍安寺 石庭がある。
山門の外から永保寺へ下っていく坂道付近から、永保寺の臥龍池(がりゅういけ)に架かる反り橋「夢際橋(むさいきょう)」を見下ろせる。
保寿院をでて、観光駐車場へ戻る参道途中にある獅子吼庭。近年作庭された庭園のようだが、記事などが見つからず公開時期など詳細が不明。
市松模様にタイル張りは、東福寺 本坊庭園(京都)の西庭、北庭に類似している。
三尊石として捉えてよいのかどうか。。。 いずれにせよ、作庭意図がさっぱり分からない庭園である。
虎渓山 案内図 [ 案内図を拡大する ]
○ | 永保寺で石組はみられないが、保寿院では三尊石を楽しめる。 |
× | 保寿院とは関係ないと思われる獅子吼庭が、中途半端に造られた庭にしか見えない。 |