掛川城 二の丸茶室
かけがわじょう にのまるちゃしつ
二の丸茶室は、掛川城に平成14年(2002)に完成した数寄屋造りの建物である。将棋王将戦が開催される場所としても知られている。
掛川城の天守閣西側にある「二の丸茶室」。茶室では抹茶とお茶菓子の有料サービスがあるが、庭園は無料開放されている。
芝庭が広がる平面的な日本庭園。茶室に付随しているため露地と位置づけて紹介。
沓脱石から延段を横断して、飛石、沢飛石へと繋がる。
有料で貸し切りできる茶室には、躙り口(にじりぐち)のある四畳半の小間「桔梗庵」がある。腰掛待合から躙り口と、蹲踞(つくばい)へ繋がる飛石がある。腰掛待合とは、茶会の主人を待つ待合所である。
立礼席(りゅうれいせき)にて、点出し(たてだし)で抹茶とお茶菓子を頂ける。これは、座敷ではなく椅子に腰掛けるスタイルで、目の前でお茶を点てるではなく、別部屋で点てたお茶を気軽に楽しめる、ということである。
掛川城天守閣の入場チケットで建物内部に入れる「掛川城御殿」。江戸後期に建てられた役所的な施設であり、現存する城郭御殿で二条城など全国で4ヶ所しかない。
掛川城御殿から天守閣を眺める。ここから徒歩5分で天守閣へ登城できる。
天守閣から「二の丸茶室」と「掛川城御殿」を見下ろす。庭園を純粋に愉しむだけであれば、無料で楽しめる「二の丸茶室」だけで十分であるが、やはり掛川城まできたら、天守閣に登ってみたくなるものだ。
○ | 天守閣を眺めながら露地を見学でき、また天守閣から露地を見下ろせる。 |
× | 特に見当たらない。 |