鳴門・大塚スポーツパーク 日本庭園
なると・おおつかすぽーつぱーく にほんていえん
ネーミングライツで大塚製薬が命名権を取得している鳴門・大塚スポーツパーク。陸上競技場はポカリスエットスタジアム、野球場はオロナミンC球場、体育館はアミノバリューホールと呼ばれる。その敷地内に日本庭園があり、開園当初の昭和44年(1969)頃に作庭されている。
大塚製薬の創業地である鳴門市にある鳴門・大塚スポーツパーク。ポカリスエットスタジアム、アミノバリューホール、オロナミンC球場などネーミングライツで取得した施設があり、園内板などが商品のテーマカラーになっているが、大塚製薬だけに不思議と違和感を感じない。さて、この運動公園には「ひょうたん池」を記された池があるが、ここは巨大な池泉回遊式庭園になっている。
護岸石組には阿波青石の巨石を並べた豪華なもの。徳島では旧徳島城表御殿庭園(千秋閣庭園)や阿波国分寺で阿波青石を用いた庭園が有名であり、さすがにこの2ヶ所と比較すると分が悪いが、「日本庭園」と表記されてない場所で、これだけの庭園がみられることに驚く。
亀出島のような意匠もみられる。
出島の奥には「ひょうたん池」にせり出した書院のデッキがみえる。
出島と中島を結ぶ沢飛び石。
沢飛び石と中島の接続部には青石による立石。この立石が沢飛び石周辺の空間を引き締めている。
舟から護岸石組などを眺めたくなるような光景だ。ちなみに特別名勝の栗林公園(香川県高松市)で和船に乗って庭園を巡れる。日本で唯一の和船でも巡れる庭園であるので、機会があればぜひ体験して欲しい。
護岸に沿って阿波青石が並ぶ。ただ全体的に単調さが感じるところがあり、旧徳島城表御殿庭園(千秋閣庭園)との格の違いを感じるところでもある。
腰掛け待合、蹲踞を備えた茶室もあるが、内部は立ち入ることはできない。
○ | 広い池泉に護岸を中心にして阿波の青石を配置した池泉回遊式庭園。日本庭園という紹介がされていないにもかかわらず、これだけの庭園が見られるギャップに驚く。 |
× | 特に見当たらない。 |