グランドプリンスホテル高輪 日本庭園
ぐらんどぷりんすほてるたかなわ にほんていえん
昭和28年(1953)に品川プリンスホテルとして開業。その後、1968年にグランドプリンスホテル高輪となり、同年に現在の品川プリンスホテルが建築。つまり高輪エリアで最も歴史あるプリンスホテルがグランドプリンスホテル高輪となる。敷地内には皇居新宮殿なども手がけた楠岡悌二が、昭和46年(1971)に作庭した日本庭園が残されている。
グランドプリンスホテル高輪では江戸の月待ち文化「二十六夜待ち」として「高輪廿六夜」が2023年から始まった。また毎晩18時30分から24時まで「竹あかり」として、夜の庭園を楽しめるようになった。
皇居新宮殿なども手がけた楠岡悌二による日本庭園が残されており、同氏が作庭した日本庭園で一般公開されているのは、おそらくこちらだけだ。
池泉奥の苑路は栗石を敷いた枯池になっており、枯池の奥には滝石組を設けている。
滝石組は力強さを感じる。ただ滝上や滝下部に多くのパイプを渡しているのが見えてしまっているのが残念。一般の方は目立たない場所にある滝石組を注目することがないため、このような処理になっているが、日本庭園での滝石組は庭園の主景といえる存在だけに残念。
夜になると光りが灯る竹。
茶室「竹心庵」へ続く露地。露地横には五重の石塔がある。
茶室「竹心庵」は通常内部を見学できないが、期間限定でお茶席体験ができる。
茶室「竹心庵」から「ザ・プリンス さくらタワー東京」へ向かう途中にある石段を降りていくと、
巨石による石組がみられる。意図は不明だが枯滝石組と枯流れだろうか。
満月チェア。
三日月と桜。
グランドプリンスホテル高輪 案内図
○ | 毎晩開催されている「竹あかり」による夜の庭園散策もできるため、夜の散歩コースとしても重宝する。夜間も宿泊者以外でも自由に散策できるのも嬉しい配慮である。 |
× | 滝石組周辺に水路とみられるパイプが沢山引かれているのが残念。 |