松韻亭
しょういんてい
浜松城公園の付帯施設である松韻亭。平成9年(1997)に完成した茶室と枯山水と露地であり、一般向けに茶道教室も開催されている。
白砂敷きの前庭を抜けると松韻亭がある。松韻亭では立礼席(りゅうれいせき)でお抹茶が頂けるが、庭園は無料見学できる。立礼席とは、座敷ではなく椅子に腰掛けるスタイルで、目の前でお茶を点てるではなく、別部屋で点てたお茶を気軽に楽しめるという意味である。
それでは主庭となる日本庭園を回遊していこう。
枯池と枯流れによる枯山水であり、曲線を多用した枯流れが印象的である。
腰掛待合から枯流れを横断する飛石の先には「離れ棟 萩庵」がある。
自然石のみで構成された延段を「草の延段」と呼ぶ。萩庵から飛石、延段を経由して手水鉢のある蹲踞(つくばい)へアプローチできる。なお「離れ棟 萩庵」も事前予約で利用できる。蹲踞(つくばい)については、清水園の記事を参考にして欲しい。
松韻亭から主庭を眺める。
駐車場も無料であるので、お抹茶を飲みながら庭園をゆっくりと眺めてみたいが、時間がなく今回は断念。白砂敷きの前庭を観賞して、松韻亭をあとにする。
松韻亭 案内図 [ 案内図を拡大する ]
○ | 茶室に付随する庭園であるが、無料で庭園見学できる配慮が嬉しい。また、萩庵前の「草の延段」が美しい。 |
× | 特に見当たらない。 |