須磨寺 源平の庭
すまでら げんぺいのにわ
須磨寺は光孝天皇の勅命により平安時代(886)に創建した真言宗須磨寺派の大本山。正式名称は福祥寺(ふくしょうじ)で須磨寺は通称。源平ゆかりの古刹として知られ、境内には枯山水「源平の庭」がある。
平安時代の末期に平清盛の弟・経盛の末子である平敦盛と熊谷直実(なおざね)の一騎打ちを再現した枯山水「源平の庭」がある。源平の庭といえば、香川県高松市の須崎寺に屋島壇ノ浦の戦いを表現した庭園が思い出される。
須磨の海で馬にのった平清盛と、砂浜で馬にのった熊谷直実。
白砂敷きではなくモルタルだが、黒松を配置することで庭園らしさを醸し出している。
枯山水の奥には蘇鉄を配している。
書院前にはコンパクトなエリアながらも池泉庭園を設けている。
苑路を進むと流れがあり、上流には小さな滝石組がある。
滝石組はミニチュアのような造形。
下流は布落ちの滝。
須磨寺の案内図 [ 案内図を拡大する ]
○ | 枯山水に源平合戦の姿がリアルに再現されている趣向が面白い。 |
× | 日本庭園としての見どころは少ない。 |