山本院
やまもといん
山本院は奈良時代に報恩大師によって千号寺として創建。鎌倉時代に最明寺 山本院と改めた高野山真言宗の寺院である。庭園は2ヶ所あり、終日公開されている池泉庭園と、書院に面した「独座の庭」があり、どちらも重森三玲に師事していた作庭家・岩本俊男氏によるものである。「独座の庭」は一般公開はされていない。
facebookグループ「日本庭園」に参加されている方からの紹介で訪問した山本院。まずは俊軒園の社長で作庭家の岩本俊男による「独座の庭」を見学。
本堂のある石垣と相まった美しい空間に四国の青石による石庭が広がる。左の島は亀島とのこと。
亀島は抽象的な意匠となっている。
こちらは蓬莱山を模しているとのこと。「独座の庭」は、おそらく大徳寺 瑞峯院の重森三玲による独坐庭(どくざてい)をオマージュして作庭されたものであると思われる。
ちなみに本堂から「独座の庭」を見下ろすことができ、こちらは日中であれば終日見学できる。
続いて、終日見学できる池泉庭園。こちらも四国産の青石を使っており、まだ作庭途中とのこと。こちらも岩本俊男氏によるものだ。
滝石組の右手には三尊石があり、およそ石組の配置が終わり、あとは刈り込みなどで仕上げていくのだろうか。
三段落としの滝石組は力強く、完成が楽しみな池泉庭園である。
| ○ | 「独座の庭」は石垣を背景とすることで、格式のある石庭のように感じる。 |
| × | 特に見当たらない。 |