恵日寺
えにちじ
恵日寺は平安時代(807)に創建した豊山派法相宗寺院である。明治初期に廃寺するが、明治後期に再興して真言宗に改宗。昭和62年(1987)には磐梯山慧日寺資料館が開館し、同敷地に庭園が造られた。
Googleマップを見ていると「磐梯山慧日寺資料館庭園」という文字を見つけ、会津村の庭園へ向かう途中に立ち寄った。昭和に作庭された近代庭園のため、石は丸みを帯び弱いものである。
池泉上部には古典的な意匠の三尊石組がある。
日本名水100選に選ばれた磐梯西山麓湧水群。そのなかでも代表的な湧水が龍ヶ沢湧水であり、山道を20分ほど登ったところにある。しかしながら、こちらの滝のように流れているのは龍ヶ沢湧水から引かれたもので、地元では美味しい水とのこと。(なお現地案内板には飲用可否についての案内はない)また豊富な水流の水飛沫によって杉苔が活き活きとしている。
この湧水から流れを作り、池泉へと導かれている。
池泉には朱色の橋を渡している。
苔付いた護岸石組は高さが揃えられ風合いが良い。
恵日寺は桜の名勝でもあり、4月中にはライトアップイベントも実施されている。
史跡恵日寺跡案内板 [ 案内図を拡大する ]
○ | 日本名水100選に選ばれた磐梯西山麓湧水群が流れ込む希有な庭園。 |
× | 特に見当たらない。 |