世界2,500ヶ所の夜景を巡った男が庭園を巡る

智積院

ちしゃくいん
美しさ ★★
静寂さ ★★
京都府京都市東山区
  • 智積院 庭園入り口

    京都でも数少ない玉澗流手法の滝石組をみられる

    池泉庭園 枯山水
    庭園面積 500坪 (中規模)
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成

智積院の由来

智積院は真言宗智山派の総本山であり、成田山新勝寺、川崎大師平間寺、高尾山薬王院を大本山とする。元々は和歌山県の根来寺の塔頭寺院であった。創建は安土桃山初期(1598)とされ、庭園もその頃に作庭された。昭和20年(1945)に国指定名勝に登録。






  • 池泉観賞式庭園

    大書院からは中国の廬山と揚子江の景を摸したといわれる築山と池泉のある庭園。利休好みの庭園ともいわれ、後述するが当時流行った水墨山水画の手法を取り入れている。

  • ツツジとサツキの刈込み

    築山にはツツジとサツキの刈込みにより、5月中旬から6月上旬にかけて色鮮やかさを添え。また滝石組が作られており、望遠レンズで撮影すると、、、

  • 玉澗流の滝石組

    このように、上段に切石による反橋が架けられている。このように滝上部に石橋を渡す手法を玉澗流(ぎょくかんりゅう)と呼ばれる。これは安土桃山時代に作庭家・上田宗箇(うえだ そうこ)によって生み出され、宋の有名な水画家・玉澗の山水画がモチーフとなっている。このようなことから、「水墨山水画の手法を取り入れている」といえる。また滝前には、水を左右に分ける「水分石」を配している。玉澗流の滝石組では、和歌山の粉河寺庭園が傑作であり、ぜひ足を伸ばして欲しい庭園のひとつである。

  • 青石による石橋

    池泉南部には青石による石橋が架かり、池端の景を引き締めている。この石橋を渡って、山麓の石段を伝って、築山北部の石橋に渡れるような苑路が作られている。(一般立ち入りはできない)

  • 一文字形手水鉢

    縁側にある一文字形手水鉢は、茶室の傍に置かれていたものである。

  • 大書院裏手の中には枯山水

    池泉は大書院を取りむように流れ、大書院裏手の中には枯山水が作られている。苔庭には蓬莱山にもみえる立石がある。

  • 切石により石橋

    先ほどの枯山水を反対側から撮影。切石による石橋を架けている。

  • 一文字形手水鉢

    講堂の東庭にも一文字形手水鉢がある。近くに茶室がないため、こちらも茶室から移設されたものだろうか。

  • 格子越しの紅葉

    格子越しの紅葉に足がとまる。

  • 池泉庭園から続く庭園

    講堂の西側には、池泉庭園から続く庭園が広がる。

  • 智積院庭園を南から撮影

    反対から撮影するとこのようになっており、池泉が揚子江に見立てた河川のようになっていることがわかる。


総評
京都では数少ない滝上部に石橋を渡す玉澗流の手法をとった滝石組を楽しめる。またかつては滝石組が隠れるぐらい刈込みがあったが、訪問時はかなり除去されていた。
×特に見当たらない。


アクセス
京都府京都市東山区東大路通七条下ル東瓦町964
京阪「七条」駅 徒歩10分、市バス206,207,208系統で東山七条下車

駐車場
有り(参拝者に限り無料で、地図にピンを置いている場所から入る)

開園時間
午前9時~午後4時

入園料
一般 500円
高校生 300円
中学生 300円
小学生 200円

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2019-11-22 (金) 更新日 2020-01-18


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