しあわせの村 日本庭園
しあわせのむら にほんていえん
しあわせの村は神戸市の市制100周年記念事業として平成元年(1989)に開業。宿泊施設、馬事公苑、テニスコート、プール、レストランなど様々な施設があり、敷地の中心地に日本庭園がある。
しあわせの村にある池泉回遊式庭園。近代庭園で敷地面積が広い場合は、さっぱりしたデザインになることが多いが、州浜に巨石を複数配置し、池に向かって沢飛石を打ち池の中で止まる「舟附き渡り」形式と本格的。
弧を描く土橋。
亀島のような中島。
亀島のような中島を別角度から撮影。左右に黒松と赤松を植樹している。
飛石、切石橋、飛石へと続く。
土橋を別角度から撮影。護岸石組も単調なものではなく変化を付けており美しい。
三つの自然石を組み合わせた橋を渡って紅葉トンネルを散策。
池泉東部には滝石組を造っており、滝石組と対峙する場所に岬燈篭を置いている。
池泉の面積に負けないよう巨石による滝石組は、二段落としで、切石による水落石で水流が岩肌を伝う布落ちの方式である。
茶室「集睦亭(しゅうぼくてい)」は有料で貸し切り利用できる。茶室に付随した露地は比較的シンプルなものだ。
茶室からの流れは小川のような光景だ。
「池泉には水舞台が設けられており、近代庭園らしさを感じる。
土橋と切石橋。
日本庭園の入口付近には小さな枯山水もある。
○ | 巨大な近代庭園は大味になりがちであるが、護岸石組、州浜、沢飛石、土橋など随所に凝った意匠がみられる。 |
× | 特に見当たらない。 |