一燈園
いっとうえん
一燈園とは、トイレ掃除などを行う懺悔奉仕団体で、創設者は西田天香(てんこう)。ダスキンの創業者である鈴木清一も西田天香に従事していた。昭和4年(1929)に現在地に財団法人 懺悔奉仕光泉林として創設。
本部で受付をすることで、庭園見学ができる一燈園。事前に電話した上で訪問するが正門が閉まっていたので焦ったが、勝手口の扉を押すと開いた。1枚目の写真は勝手口を開けた写真である。
岩盤を活かした池泉回遊式庭園。
敷地は広く奥へと進むが、見学者は誰も居なかった。庭園メッカである京都でも、庭園目当てで訪れる人がほとんどいないロケーションだろう。
琵琶湖疎水が引き込まれ、園内を回遊するように流れを設けている。
茶室も設けられている。
滝石組なのだろうか。余り例をみない形式であるが、規模を何倍も大きくしたものであれば、八坂神社奥にある長楽寺の「平安の滝」と似ている。
池泉には対岸へ渡れるような池渡り様式の沢飛石が打ってあり、また中島を1島設けている。
本部で見学受付を行うと貸し出される見学札。これで終了と思っていたら、、、
一燈園資料館「香倉院」に枯山水があることに気づく。資料館は有料であるが、庭園は自由に見学できるようになっていた。
冬期に訪問したため苔の状態は良くなかったが、出島には洲浜風のあしらいが施され美しい。
音羽山を借景に取り入れた枯山水でもある。なお、一燈園の駐車場へ向かう道路は途中一直線の坂道になっており、道幅が狭くガードレールがない。Audi A5(車幅1845)でも通過できる道幅だが、車幅が広い車での通行は注意が必要だ。
○ | 岩盤と流れによってだろうか、京都市内の庭園とは異なる風合いを感じられる。 |
× | 特に見当たらない。 |